現役中から応援してくれていた方から引退後に「うちで働かないか?」と言われたんだけど…
現役中からファンときちんとコミュニケーションをとっていた証拠だね!
ただ、紹介で転職する場合はいくつか注意点があるよ!
こんにちは。
プロスポーツ選手を引退後、リクルートで働いている”こたつ”(@kotatsu_recruit)と申します。
スポーツを引退後、今後の仕事を続けようか迷っていた時、僕が実際にかけられた言葉です。
最終的に僕は「自分で挑戦する」という選択をしました。
僕と同じように、引退後の選手が応援者から声をかけられることは少なくないと思いますし、実際に応援者のところで働いている人も周りで何名かいます。
ですが、そんな元スポーツ選手から「やっぱり辞めたいんだけど…」という声も聞くので、事前に注意しておいた方がいい点をまとめてみました。
結論として、「楽をせずにまず自分でいろいろ調べてみる」ことがいいと思います。
ではまず、知り合いの会社で働く場合のメリットとデメリットをそれぞれ説明していきます。
知り合いの会社で働く場合のメリット
知り合いの会社で働く場合のメリットは以下になります。
簡単に言えば、知り合いのところだから「楽」ってことだね!
では、それぞれを詳しく説明していきます。
特別に優遇してもらえる可能性がある
ただの知人からの紹介とは違い、アスリートの場合は「社長」もしくはかなり役職の高い(権力のある)方から誘われる場合が多いです。(僕の周りだけかもしれませんが…)
ですので、一般に入社している方に比べて待遇面などでも少し優遇してお誘いいただける場合があります。
社内の権力者と信頼関係があるのはやりやすい
何か困ったことなどがあった際に相談できる相手がいる。さらにその人が社内の権力者という場合が多いので、それは働く上で大きなメリットとなります。
離職理由の1番の原因は「社内の人間関係」なので、社内の権力者と信頼関係がある点は大きいです。
転職が楽
知り合いの紹介なので転職の内定率も高く内定スピードも速いので、転職疲れすることがありません。
また、事前にあれこれ調べたり面接を何度も受けたりと面倒なことが少ないです。
知り合いの会社で働く場合のデメリット
では、知り合いの会社で働く場合のデメリットも解説していきます。
「入社後」にトラブルになるケースをよく聞くよ!
では、それぞれを詳しく説明していきます。
知り合いだからこそ、断れないことも多い
少し理不尽なことを言われても、「知り合いだからこそ」断り切れないこともあります。
特に待遇面では「あなたのため」だとかもっともらしい言葉を並べて大事なことをうやむやにされる場合もあります。
仕事が嫌になったときに辞めづらい
最初は順調でも、数か月たって「やっぱり合わないな…」と感じたときにすぐには仕事を辞めづらいです。
きちんとした理由があっても情で引き留められることも多く、それでも辞めるとなると以前の関係性が崩れてしまう場合もあります。
事前の情報が正しいとは限らない
待遇などの詳細を口頭でのみ聞いている場合は、事前の情報と働いてみてからの待遇が違った、という場合もあります。
さらに誘われるときは基本いいことしか言われないので、入社してから想像しているのと違った!なんていうこともあり得ます。
知り合いの会社で働く場合の注意点
では、知り合いの会社に誘われた時の注意点は何があるか考えてみました。
- 良くしてもらえるのは「入社するまで」の可能性も
- 労働条件を事前に詳細まで確認する
- 自分でも他の転職先を調べて情報収集する
楽をせず、事前に自分でも頭に汗かいて調べる必要があるね!
それぞれを詳しく説明していきます。
良くしてもらえるのは「入社するまで」の可能性も
現在は人手不足が続いているので、「入社するまで」は良くしてもらえたけれど、入社してからはそれがなくなる、ということもあり得ます。
また、「知人」として接していた時は素敵な人でも、「同じ会社で働く人」となると態度が違う人も多いです。
なので「一緒に働く人」としてその人をどう見るか、従業員に直接話を聞いてみたり、普段の従業員への接し方や言葉遣いなどはどうなのかを事前に確認しておく必要があります。
労働条件を事前に詳細まで確認する
知り合いなので…ということで何でもかんでも相手任せにしてはいけません。人によって気になるポイントは異なってくるので、気になることがあればきちんと確認しましょう。
「待遇面を細かく聞くのは…」と思う方もいるかもしれませんが、入社後の方が入社前よりも断然聞きにくくなります。特に給与面や勤務時間など、実態に即した形できちんと確認しましょう。
口頭のみの説明も危険です。「3年後には~しようと思っている」という言葉も、実際入社してみると全然そんな話はないかもしれません。きちんと根拠を確認しましょう。
自分でも他の転職先を調べて情報収集する
他にも選択肢はないのか?を考えましょう。
知り合いの紹介で入れば確かに楽できます。ですがその選択はあなたの今後の人生に大きく影響を与えるものです。
その権利をそんなに簡単に他人に渡していいのでしょうか。
自分でも他の転職先を探して、比較する必要があると思います。
違う仕事も探すとしたら?
と言ってもどうやって他の仕事を探すの?という人も多いと思います。
転職の知識があまりないのであれば、転職エージェントに相談することをおすすめします。
転職エージェントは無料で登録ができ、面談後に自分に合った仕事を紹介してもらうことが出来ます。
そこで転職をする!というよりは「いろいろな仕事を知る」という意味でも登録しておくことをおすすめします。
また、いきなり転職は…という方は、仕事紹介ではなくキャリア相談に乗ってもらえる「キャリアコンサルタント」に相談するのもありだと思います。
詳しくはアスリートにおすすめの転職エージェントは?スポーツ業界に強い転職エージェント3選の記事で説明していますので参考にしてみてください。
まとめ
知り合いの紹介で働くにしても、自分でまずは調べることが大切だね!
ここまでをまとめると
知り合いの紹介だからと言って、なんでも相手任せにせず自分で調べることが大切
ということです。
外から見る景色と中から見る景色は違います。知り合いの紹介は最後の手段と思って、まずは自分で仕事探しをしてみることをおすすめします。
いろいろ探した結果、知り合いのところが1番良さそうだ、と思って入社しても遅くはないはずです。
その際にしっかりと勤務条件などは確認するのを忘れずにね!
また、このブログでは、僕自身の経験や後輩アスリートから受ける悩みを解決するような内容を書いていきます。
引退後のアスリートに関しては、スポーツ選手・アスリートの引退後にまとめてありますので、参考にしてみてください。
このブログが少しでもあなたの役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント