アスリート・スポーツ選手のセカンドキャリアを成功させるための転職方法を解説

引退後
  • 自分の適職がわからない
  • 何から転職活動を始めたらいいかわからない
  • アスリートに特化した転職方法が知りたい

こんな悩みのアスリートや元アスリートの方、多いのではないでしょうか。

僕はプロスポーツ選手を引退後、リクルートで働いている”こたつ”@kotatsu_recruit)と申します。

アスリートの方で現役中に引退後の人生まで考えている選手はすごく少数。

ゆえに、引退後の人生の選択肢が広がらない方が多くいるのも事実です。

僕は現在キャリアコンサルタントの資格を取得し、後輩アスリートのキャリア相談に乗ることもありますが、上記の質問をよく受けます。

ですのでこの記事では、引退後のアスリートやスポーツ選手が転職を検討する際の、おすすめの転職方法を解説していきます。

この記事を読めば自分に合った転職方法を理解することができ、より納得したセカンドキャリアを歩むことができるようになります。

結論を先にお伝えすると、

アスリートが転職をする際には、転職エージェントを利用

することをおすすめします。

その詳しい理由や、転職エージェントを利用する際に注意しておくべきこともあるので、詳細はこのあとご説明させていただきます。

転職方法の種類

そもそも、転職方法ってどんな種類があるの?

こたつ
こたつ

まずは転職方法の種類と特徴を紹介するね!

転職方法の種類ですが、主に以下の方法が考えられます。

  • 知り合いの紹介
  • ハローワーク
  • 求人誌、折り込みチラシ
  • 転職イベント
  • 求人サイト
  • 転職エージェント

では、それぞれのメリットとデメリットを説明していきましょう。

知り合いの紹介

知り合いの会社、もしくは知り合いから会社を紹介捨てもらうケース。

メリットとデメリットはこちらになります。

  • 特別に優遇してもらえる可能性がある
  • 社内の権力者と信頼関係があるのはやりやすい
  • 転職活動が比較的楽に進む
 
  • 知り合いだからこそ、断れないことも多い
  • 仕事が嫌になったときに辞めづらい
  • 事前の情報が正しいとは限らない

個人的には現役時代に築いた”コネ”はとことん利用したほうがいいと思っています。

ですが、自分で何も調べたり考えたりせず、ただ楽だから、知り合いだから、という理由だけで転職を決めるのはお勧めしません。

待遇面や労働環境、職場の雰囲気など、実際の職場を見てみたり、自分で他の転職先を調べて比較検討することも大切だと思います。

ハローワーク

ハローワークは、正式には公共職業安定所(職安)と呼ばれています。

すごく簡単に言うと、国によって運営されている、職業紹介をしてくれる機関です。

そんなハローワークで仕事を探す場合のメリットとデメリットはこちらになります。

  • 無料で利用できる
  • 地元密着型の求人が多い
  • 転職を無理に勧めない公平なカウンセラーが付く
 
  • 企業の情報が少ない
  • 求人の質がバラバラ
  • カウンセラーの対応が事務的な場合も多い

僕は引退直後は、「転職=ハローワーク」と思っていました。

それほど「無料で使える国の機関」というのは安心できます。

ですがハローワークの求人は企業の掲載料金も無料、かつ最低限の情報しか載っていないので、具体的な仕事内容や企業風土がわかりづらいです。

また、あなたの転職が成功しようが失敗しようがカウンセラーに弊害はないので、積極的に転職を勧めてこない代わりに事務的なことしか協力してくれないカウンセラーがいるのも事実です。

ですので、ハローワークを利用して仕事探しするのに適している人は、自身と企業の情報を自分で調べることができ、地元(比較的田舎)の中小・零細企業で働きたいと思っている方だと思います。

求人誌、折り込みチラシ

駅やコンビニで見かける求人誌や、新聞の折り込みチラシ。

そんな求人誌や折込チラシで求人を探す場合のメリットとデメリットはこちらになります。

  • 無料で手軽に利用できる
  • 地元勤務地の求人が多い
  • 予期せぬ求人にも出会える
 
  • 情報量が少ない
  • 求人件数が少ない
  • 転職サポートが受けられない

気軽に地元の求人を探すことができ、パラパラと求人誌をめくればフリーペーパーならではの新しい発見をすることもあります。

ただ一方で、紙面に載る情報量は少なく、アルバイトの求人は多いものの正社員の求人数は比較的少なめです。

ですので、求人誌や折込チラシで気になる求人を見つけた場合でも、インターネットやSNSでその企業のことを調べる必要があると思います。

転職イベント

人材サービス企業などが主催する転職イベントは、求人企業が会場内にブースを設け、来場者と直接面談するスタイルです。

そんな転職イベントで求人を探す場合のメリットとデメリットはこちらになります。

  • 1日で多くの企業を見ることができる
  • 企業側と対等な立場で質問ができる
  • 職場の雰囲気や社風がわかる
 
  • 出店企業しか見ることができない
  • 企業側は魅力的な部分をアピールしている
  • 人の多さに疲れる

採用担当者と応募前に会話することで、面接では聞きづらいこともフラットな立場で聞くことができます。

ただ、出店企業は少しでも多く応募してもらいたいと考えているので、企業のいい部分をメインで伝えてくる場合があるので注意が必要です。

また、僕も経験がありますが、何社も説明を受けていると、人と会話することそのものが疲れてきてしまい、2・3社説明を聞いただけで帰りたくなった覚えがあります・・・。

とはいえ採用担当者と直接会話できる機会は貴重なので、あらかじめ興味のある業界や、話を聞きたい企業を絞っておく、また企業研究や採用面接の練習のために行ってみる、など目的をもって活用するのがいいと思います。

転職サイト

転職サイトのサービスとは、企業が広告費を払って掲載している転職サイトに、休職者が自分で転職先を選んで応募できるサービスです。

求人検索機能やスカウト機能、適職診断などのコンテンツがある転職サイトもあります。

そんな転職サイトで求人を探す場合のメリットとデメリットはこちらになります。

  • 無料で利用できる
  • 自分のペースで転職活動ができる
  • 採用に積極的な企業が多い
 
  • 転職サポートが受けられない
  • 自分の市場価値や適職を理解しづらい
  • 非公開求人に応募できない

転職サイトは自分のペースで仕事探しができる反面、すべての対応を自分でしなければなりません。

ですので、転職サイトを利用するのに適した人は、情報収集目的の人や自分のペースで仕事探しをしたい人に向いています。

転職エージェント

転職エージェントとは、無料で利用できる人材紹介サービスです。

転職相談のプロであるキャリアアドバイザーが、面談により自分の適性や市場価値を判断し、書類添削、面接対策、日程調整などを行ってくれます。

そんな転職エージェントで求人を探す場合のメリットとデメリットはこちらになります。

  • 無料で利用できる
  • 専任のキャリアアドバイザーが付く
  • 非公開求人に応募できる
 
  • 担当者との調整が手間
  • 担当のアドバイザーと合わない場合がある
  • 転職することが前提で話が進む

無料で専任のアドバイザーから支援も受けられる点は、転職市場をよく知らない方にとってはとても心強いです。

しかし転職エージェントは「転職を成功させる」ことで利益が生まれるので、あなたが転職を迷っている状態で利用してもいいサポートは受けられないかもしれません。

ですので、いつまでに転職するのか明確に決めておくとサポートをうまく利用できると思います。

アスリート・スポーツ選手におすすめの転職方法

ふーん。いろいろな方法があるんだね。

で、結局何が1番おすすめなの?

こたつ
こたつ

転職に慣れていない人は転職エージェントを利用するのがおすすめだよ!

転職エージェントをお勧めする理由

僕が転職エージェントをお勧めする理由は下記の7つです。

  • 無料で利用できる
  • 担当のエージェントがついてくれる
  • 非公開求人がある
  • スケジュール設定をしてくれる
  • 自分にどんな仕事が向いているか教えてくれる
  • 年収交渉をしてくれる
  • 書類添削をしてくれる
  • 面接対策をしてくれる

今まで競技一筋で、引退後のキャリアや転職市場についてよく知らない人にとって、専任のアドバイザーから無料で転職支援を受けられるということは大きなメリットです。

なぜなら、よくわからないことを誰にも相談できずに進めていくのは、かなりストレスがかかるからです。

また、引退した仲間内では転職エージェントを利用した人が圧倒的に年収アップしていたのもおすすめしたいポイントです。

僕も、上記でご紹介したすべてのサービスを利用しましたが、結局は転職エージェントで転職を成功させました。

こたつ
こたつ

プロの力を借りることは、大事。

転職エージェントを利用する際の注意点

ただ、転職エージェントを利用する際に注意すべきこともあります。

  • いつまでに転職したいのかを明確にしておく
  • 1社ではなく複数の転職エージェントに登録しておく
  • エージェントにすべて頼りきりではなく、自分でも企業を調べることを怠らない
こたつ
こたつ

注意点を理解して最適な転職活動をしたいね!

一般的な転職サポートの期間は3か月~6か月になりますので、サポート期間が切れてしまわないよう事前に転職したい時期を明確にしておきましょう。

また、担当アドバイザーとの相性の良し悪しや、扱っている企業も違うため、複数のエージェントに登録しておくことが大切です。

会員登録や面談を複数回するのは多少手間ではありますが、この先の人生を左右する大きな転機でもあるので、複数のエージェントに登録しておくことをおすすめします。

詳しい注意点はスポーツ選手が引退後に転職エージェントで仕事を探す場合の注意点とは?の記事でも紹介しています。

おすすめの転職エージェント

こたつ
こたつ

転職エージェントは約17,000社もあると言われているよ!

そんなにあるのっ!!!

こたつ
こたつ

その中でもアスリートの転職に特化しているおすすめのエージェントを紹介するね!

転職エージェントといっても、たくさんあってどの転職エージェントを選べばいいのかわからない、という方もいるでしょう。

アスリートにおすすめの転職エージェントについては、アスリートにおすすめの転職エージェントは?スポーツ業界に強い転職エージェント3選で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

まとめ(アスリートが転職をする際は転職エージェントを利用するのがおすすめ)

とにかく、行動しないと何も変わらないね!

こたつ
こたつ

まずは動いてみることが大切だね!

ここまでをまとめます。

  • 引退後のアスリートにおすすめの転職サービスは転職エージェント
  • 転職エージェントは複数社に登録をしておく
  • アスリートにおすすめの転職エージェントは「スポナビキャリア」「アスリートエージェント」「doda」

エージェントの登録はどれも無料でできるので、まずは相談するだけ、というのもありだと思います。

自らが行動することによって道は切り拓かれるものなので、まずは一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

このブログが少しでもあなたの役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

引退後現役中
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こたつ

アスリートに対して、引退後の道しるべになる考え方をお届けします。Fラン大卒 →プロスポーツ選手 →リクルートへ入社後、社員2000名超の中から営業日本一を複数回受賞。国家資格キャリアコンサルタント保持。元プロスポーツ選手として、現役中や引退後に考えておけばよかったことを発信していきます。

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