スポーツ選手が引退後も現役中と同じ仕事を続ける場合の注意点とは?メリットデメリットも解説

引退後
  • スポーツは一区切りついたけど、仕事はこのまま続けていてもいいのかな…
  • スポーツを辞めて仕事一筋になったけど、少し物足りないな…
  • 転職を考えているけど、少し不安…

現役時代はスポーツを優先した仕事をしてきたけど、引退してから今の仕事を続けようか迷う…という人は意外と多いです。

僕はプロスポーツ選手を引退後、リクルートで働いている”こたつ”@kotatsu_recruit)と申します。

僕はプロスポーツ選手を引退してから、現役中から働いていた環境で1年ほどフリーターをしていました。仕事内容もある程度把握していたので正社員登用のお話をいただいたり人間関係も良好だったのですが、日に日に「新しいことに挑戦してみたい」という気持ちが強くなりリクルートへの転職を決意します。

この記事では、僕のように現状の仕事を続けるか思い切って転職しようか迷っている人に対して、現状の仕事を続ける場合の注意点を紹介していきます。

この記事を読めば、現状の仕事を続けるメリットとデメリットを整理することが出来るので、自分の進むべき道を選択しやすくなります。

結論として、競技をしていなかったとしても今の仕事に就いていたとしたら今の仕事を続けたほうがいいし、競技を優先するためにその仕事を選んだのであれば、1度違う仕事を探してみた方がいいと思います。

では、まず仕事を続けるメリットとデメリットをそれぞれ説明していきます。

同じ仕事を続けるメリット

現役時代と同じ仕事をするメリットは以下になります。

  1. 職場環境に慣れている
  2. イチから頑張るよりも昇給・昇格しやすい
  3. 変化が少ないので心の負担も少ない
こたつ
こたつ

簡単に言えば、慣れてる仕事だから「楽」ってことだね!

では、それぞれを詳しく説明していきます。

職場環境に慣れている

現役中から働いていた職場なので、仕事の内容や職場の人間関係も把握しています。

ですのである程度居心地のいい環境で仕事が続けられます。

イチから頑張るより昇給・昇格しやすい

今まで頑張ってきたことが継続して評価されるので、その分昇給や昇格もしやすいです。

ですので、自分の上司や勤続年数の長い先輩がどれだけ稼いでいるか、ある程度は把握しておくと将来自分が稼げるおおよその金額が把握できます。

変化が少ないので心の負担も少ない

現役中よりも働く時間が長くなるだけなので(部署移動などはあるかもしれないが)転職するよりも新しいことを覚えることは少ないです。

また、人間関係もあらかじめ構築されているので、新しく人間関係を築くような精神的な負担は少ないです。

同じ仕事を続けるデメリット

ただ、現役時代と同じ仕事をするデメリットもあります。

  1. 成長スピードが鈍化する
  2. 「やりたい仕事」ではない
  3. 再挑戦のチャンスを逃す
こたつ
こたつ

「成長」は難しいかもね!

では、それぞれを詳しく説明していきます。

成長スピードが鈍化する

僕の上司が以前「環境に居心地の良さを感じるときは成長が鈍化しているとき」と言っていました。

まさに「楽」な環境に身を置くと新しく何かを勉強する機会は減るので成長スピードは鈍化するでしょう。

「やりたい仕事」ではない

もともと「競技」を優先して選んだ仕事の場合は、身体の負担が少なかったり時間の融通が利くという理由で仕事を選んでいる場合が多いです。

「やりたい仕事」であればそこで長く働くイメージも付きやすいと思いますが、そうでない場合は5年後、10年後もそこで働いているイメージが付きにくいのではないでしょうか。

再挑戦のチャンスを逃す

スポーツ選手が引退したタイミングというのは、練習時間など競技に使っていた時間が大きくなくなるため何かを新しく始めるチャンスでもあります。

このタイミングを逃すと、どんどん時間が経ち新しいことを始めづらくもなっていきます。

同じ仕事を続ける場合の注意点

では、現役中と同じ仕事を続ける場合の注意点を出していきます。

  • この仕事で欲しいスキルは得られるのか考える
  • 上司の労働条件を知る
  • 他の仕事とも比べてみる
こたつ
こたつ

自分できちんと調べて考えるということが大切だね!

それぞれを詳しく説明していきます。

この仕事で欲しいスキルは得られるのか考える

今の仕事はこの先5年10年と続けていけそうですか?

もしくは自分が将来なりたいもののために得られるものはありそうですか?

最初から得られるものも少なく、続けていけなさそうと感じているのであれば考え直す必要があります。

上司の労働条件を知る

上司の労働条件は、あなたの将来の労働条件になる可能性が高いです。

ですので、自分の上司がどんな仕事をしているのか、どれくらい稼いでいるのか、どれくらいの仕事量なのかを知れる範囲で知っておくと、将来の自分のライフスタイルも想像しやすくなります。

他の仕事とも比べてみる

今まで「競技を優先して仕事選びをしてきた方」は特に注意が必要です。

勤務時間や条件など、競技をするうえでいい条件を選んできたかと思いますが、いざ競技をしなくなったのであればもっと自分にいい条件の仕事がある可能性もあります。

ですので、現状の仕事をしつつ、他の仕事の条件を調べたり、他にはどんな仕事があるのかを調べておいたほうがいいでしょう。

仕事を変えるとしたら?

ただ、僕のような20代のほとんどを夢に費やしてきた人にとっては、自分一人で仕事を探すのは困難です。

そんな人は転職エージェントで相談することをおすすめします。転職エージェントでは、求職者の利用は無料かつ専任の担当者が付いて転職サポートも受けられます。

詳しくはアスリートにおすすめの転職エージェントは?スポーツ業界に強い転職エージェント3選の記事で説明していますので参考にしてみてください。

まとめ

こたつ
こたつ

どちらもメリットとデメリットがあるので、自分の場合はどちらがいいのかを整理できるといいね!

上記をまとめるとこんな感じです。

  • 現役中からセカンドキャリアを見据え、デュアルキャリアを歩んできた人であれば今の仕事を続けていけばいい。
  • 競技を優先するために仕事を選んだのであれば、引退後が新しいことに挑戦するチャンスなので1度違う仕事を探してみた方がいい。

ただ、僕の周りでは競技を優先するために仕事を選んだのにも関わらず、変化を恐れて挑戦しない人が多くいます。

そしてそんな人から数年経って「やっぱり仕事を変えようと思っている…」と相談を受けることもしばしばあります。

なぜそうなるかというと、本来スポーツ選手というのは、常に挑戦し成長していきたいという人が多いはずです。が、引退直後は競技以外のことを「知らない」という現実に直面するからです。

こたつ
こたつ

人は知らないことを嫌ったり拒んだりするからね!

ですので、まずはいろいろな知識を得ること。知識を得るためにまずすべきことはスポーツ選手は引退後にまず何をする?アスリートが第二の人生を歩むうえで最初にやるべきことの記事で詳しく紹介しています。

また、このブログでは、僕自身の経験や後輩アスリートから受ける悩みを解決するような内容を書いていきます。

引退後のアスリートの仕事探しの方法はスポーツ選手・アスリートの引退後にまとめてありますので、参考にしてみてください。

このブログが少しでもあなたの役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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アスリートに対して、引退後の道しるべになる考え方をお届けします。Fラン大卒 →プロスポーツ選手 →リクルートへ入社後、社員2000名超の中から営業日本一を複数回受賞。国家資格キャリアコンサルタント保持。元プロスポーツ選手として、現役中や引退後に考えておけばよかったことを発信していきます。

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