スポーツ選手が引退後に転職エージェントで仕事を探す場合の注意点とは?

引退後
  • 転職エージェントを利用したほうがいい人ってどんな人?
  • 転職エージェントは転職初心者でも利用できるの?
  • 転職エージェントって登録したら絶対に転職しなければいけないの?

プロスポーツ選手を引退後、リクルートで働いている”こたつ”@kotatsu_recruit)と申します。

僕がスポーツを引退した後は「転職エージェント?聞いたことはあるけど転職初心者の僕には関係ないでしょ?」と思っていました。

ですが巡り巡って転職エージェントを利用して社会人経験ほぼ皆無な状態からリクルートへ転職することになります。

そこで今回は、「転職エージェントってなんかよくわからない」という人に向けて転職エージェントを利用するメリットやデメリットを整理しながら、どんな人が転職エージェントを利用したほうがいいのかを解説していきます。

この記事を読めば、「自分は転職エージェントを利用して仕事探しをすべきかどうか」がわかります。

結論を言うと、転職に慣れていないアスリートは転職エージェントを利用したほうがいいです。

その理由を説明していきます。

転職エージェントとは?

そもそも転職エージェントとは何なのか。

転職相談のプロであるキャリアアドバイザーがサポートしてくれる人材紹介サービスのことを言います。

転職サイトとは違い、転職のプロが面談により自分の適性や市場価値を判断し、書類添削、面接対策などを行ってくれることにより転職の成功確率が飛躍的に上がります。

採用が決まった場合のみ、企業が転職エージェント会社に対して成果報酬を支払う仕組みなので、求職者は無料で利用できます。

転職エージェントの数は約17,000社、利用者数も年間約5万人ともいわれており、年々増え続けています。

まだ市場も広がっていることからもその需要の高さがわかります。

でもさー、企業が採用に対してお金をかける分、採用のハードルって上がるんじゃないの?

こたつ
こたつ

仲間となってくれる人に投資できない会社だとしたら、そっちの方が不安に思うけどな…。

転職エージェントで仕事探しをするメリットとは?

転職エージェントで仕事探しをする場合のメリット以下になります。

  • 無料で利用できる
  • 専任のキャリアアドバイザーが付く
  • 非公開求人に応募できる
こたつ
こたつ

無料で転職のプロにアドバイスがもらえるのは転職初心者にとってすごく助かるね!

無料で利用できる

転職エージェントは企業に対して成功報酬型で収益を得ているので、求職者は一切お金がかかりません!

お金を一切払わずに、プロのキャリアアドバイザーが書類添削や面接対策までしてくれるって、すごくないですか?

履歴書の「職歴」欄に「プロスポーツ選手〇〇年」って書き込んでいた僕にも、職務経歴書の書き方を優しく教えてくれましたよ!

専任のキャリアアドバイザーが付く

上記にも書きましたが、書類添削や面接対策、スケジュール設定や年収交渉まで専任のアドバイザーがしてくれます。

また、面談を通して自分自身の市場価値をしれたり、書類には記載していないような企業の内部情報なんかも教えてもらえます。

正直僕のような社会経験の乏しい人間が「リクルート」という有名企業に就職できるとは思ってもいませんでしたが、アドバイザーの方が熱心に対応してくれたこともあり無事に内定をいただきました。

非公開求人に応募できる

求人には公には公開していない非公開求人というものがあります。

新規プロジェクトのメンバー募集や専門スキルの必要な職種、応募が殺到してしまう人気企業などは求人を非公開にしていることも多いです。

転職エージェントを利用すれば、そんな世に出ていないような非公開求人にも応募することが出来ます。

転職エージェントで仕事探しをするデメリットとは?

では次に、転職エージェントで仕事探しをする場合のデメリットを説明していきます。

  • 担当者との調整が手間
  • 担当のアドバイザーと合わない場合がある
  • 転職前提で話が進む
こたつ
こたつ

担当者を介すことで手間が増えることを理解しておく必要があるね!

担当のアドバイザーとの調整が手間

担当のアドバイザーと面談したりメールや電話でコミュニケーションをとりながら求職活動を進めるため、企業に応募するまでに時間がかかります。

担当のアドバイザーも複数の求職者とやり取りをしているため、日程調整がうまくいかずなかなかスケジュールが進まない場合もあります。

ですので、求人サイトのように気に入った企業があれば即連絡!といったスピード感はありません。

担当のアドバイザーと合わない場合がある

担当のアドバイザーの中にはあなたの強みを主観的に判断してしまったり、自分の経験や得意分野だけの求人を紹介してくる場合もあります。

また、アドバイザーにより能力にも差があるので、新人のアドバイザーの場合など、あなたの市場価値を見抜けなかったりあなたの希望をうまく汲み取れない可能性もあります。

転職すること前提で話が進む

基本的に転職エージェントは3か月~6か月以内に転職する意思のある人をターゲットにしている場合が多いので、あなたが転職することを前提に話を進めていきます。

ですので、まだあなたが転職しようか迷っている状態だとわかるとあまりちゃんと相手をしてくれなかったり、まだ転職のタイミングじゃないと思っていても半ば強引に転職を勧められるかもしれません。

転職エージェントで仕事探しをする際の注意点とは?

では、転職エージェントで仕事探しをする場合の注意点はどんなことがあるでしょうか。

  • 複数の転職エージェントに登録しておく
  • いつまでに転職したいのか明確にしておく
  • エージェントにすべて頼りきりではなく、自分でも調べることを怠らない
こたつ
こたつ

注意点を理解して最適な転職活動をしたいね!

複数の転職エージェントに登録しておく

エージェント会社によっては得意領域を持っている場合があるので、様々なエージェントの企業案件を見てみることをおすすめします。

また上記デメリットでも説明したように、あなたが担当のアドバイザーと相性が合わなかったりアドバイザーの能力不足からうまく企業を紹介してもらえない場合もあります。

会員登録や面談を複数するのは多少手間ではありますが、この先の人生を左右する大きな転機でもあるので、複数のエージェントに登録しておくことをおすすめします。

いつまでに転職したいのか明確にしておく

転職サポートの期間は3か月~6か月なので、いつまでに転職を成功したいのか明確にしておかないとサポート期間が切れてしまう場合があります。

ですので、「いつまでに転職する!」とあらかじめ明確にしておくことで転職エージェントのサポートをうまく利用できます。

エージェントにすべて頼りきりではなく、自分でも調べることを怠らない

エージェントは転職のプロですが、紹介する企業のすべてを知っているわけではありません。

もし紹介された企業がブラック企業だったとしても責任を取ることはできません。

また、エージェントは求職者を転職成功させることで利益を得るので、目的が「求職者のよりよい未来を考える」ことから「転職成功させる」ことに代わってしまう可能性もあります。

ですので、エージェントにすべて頼りきりになるのではなく、自分でも企業を調べるなどして、うまくエージェントと付き合っていくのが良いでしょう。

転職エージェントで仕事探しをするのが向いている人とは?

以上の注意点を踏まえて、転職エージェントでの仕事探しに向いている人は以下のような人になります。

  • 初めて転職する人
  • 自分の市場価値や適した仕事を知りたい人
  • 転職を短期間で成功させたい人

アスリートにおすすめの転職エージェントは?

では、アスリートに適した転職エージェントはどんなものがあるのでしょうか。

ここではアスリートの転職に特化しているエージェントを紹介します。

スポーツフィールドが運営している「スポナビキャリア」は、学生時代に部活動に打ち込んできた体育会出身者や元プロスポーツ選手など 『スポーツ人財』に特化した転職支援サービスです。『スポーツ人財』に特化した人財紹介会社として、トップクラスのシェアを誇ります。 また、運営会社である株式会社スポーツフィールドは2019年12月に東証マザーズ上場をし、 現在は全国18拠点を構え、首都圏のみならず、全国横断的に転職支援を行っています。

\  スポーツ人財に特化した転職エージェントはこちら!/

【スポナビキャリア】公式ホームページ

アスリート出身であればこのエージェントは登録しておいて損はないでしょう。

詳しくはアスリートにおすすめの転職エージェントは?スポーツ業界に強い転職エージェント3選の記事で説明していますので参考にしてみてください。

まとめ

こたつ
こたつ

転職初心者が転職する際にはエージェントは外せない選択肢だね!

転職エージェントは担当のアドバイザーが仲介する手間が発生しますが、スポーツばかりやってきて転職に慣れていないというアスリートにとっては書類添削や転職サポートなどメリットの部分が大きいです。

真剣に転職を考えているのであれば転職エージェントは外せない選択肢になってくると思います。

また、このブログでは、僕自身の経験や後輩アスリートから受ける悩みを解決するような内容を書いていきます。

引退後のアスリートに関しては、スポーツ選手・アスリートの引退後にまとめてありますので、参考にしてみてください。

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アスリートに対して、引退後の道しるべになる考え方をお届けします。Fラン大卒 →プロスポーツ選手 →リクルートへ入社後、社員2000名超の中から営業日本一を複数回受賞。国家資格キャリアコンサルタント保持。元プロスポーツ選手として、現役中や引退後に考えておけばよかったことを発信していきます。

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