【種目別】スポーツ選手の年収は?スポーツの価値や競技を続けていくために必要なお金の話

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  • 好きなスポーツで生活していきたい!
  • 子供をスポーツ選手に育てたい!
  • スポーツで日本一になったとしたらどれくらい稼げるの?

こんにちは。
プロスポーツ選手を引退後、リクルートで働いている”こたつ”@kotatsu_recruit)と申します。

スポーツをやるのが楽しい!ずっと続けていきたい!だけど、将来的に生活していけるか不安・・・という人もいるのではないでしょうか。

日本では、野球やサッカーなどのメジャースポーツ以外では、たとえプロのスポーツ選手でも競技だけの収入で生活していくことは困難な場合が多いです。

プロスポーツ選手の9割以上の人がスポーツ以外にも仕事をしているというデータもあります。

そこで今回は、スポーツをやっている人に向けて、知っておいた方がいい現実と、続けていくために必要なことを解説していきます。

結論、好きなスポーツを続けるためには、お金の不安を解消する必要があります。

そのために必要なのが

  • どのようにしたらお金が生まれるかの勉強をすること
  • ファンを獲得すること
  • デュアルキャリアを歩むこと

の3つが大切になってきます。

僕がこの内容を言語化するきっかけになったのが、こちらの武井壮さんのYouTube動画になります。

武井壮の 『オトナの育て方』

こちらの動画もスポーツを続ける方にとっては参考になることが多いのでぜひご覧ください。

【種目別】スポーツ選手の年収

スポーツ選手っていくら稼いでるの?「プロ」になったらどーせたくさんもらってるんでしょ?

こたつ
こたつ

「プロ」になったとしても、競技だけで生活していけるレベルの収入を得ている人はごくわずかだよ!

ではまず、種目別のスポーツ選手の平均年収から見ていきます。

日本では200種類を超える数のスポーツがあるといわれています。その中でも、ある程度有名なスポーツの平均年収が下記になります。

順位競技名平均年収
1位野球4000万円
2位大相撲力士2500万円
3位サッカー選手2100万円
4位競艇選手1600万円
5位バスケットボール選手1250万円
6位競輪選手1200万円
7位フィギュアスケート選手1200万円
8位ジョッキー(中央競馬)1000万円
9位バレーボール選手640万円
10位プロゴルファー600万円
11位プロボウラー400万円
12位陸上選手300万円
13位フットサル選手125万円
14位スノーボーダー120万円
15位プロボクサー100万円

アスリートの現役時代は20代~30代が多いです。
20代~30代男性の平均年収は420万円なので、上位10種目しか平均年収以上の収入はありません。

10/200種目と考えると、競技の収入だけで生活していける人はごくわずかの人しかいません。

好きなスポーツとはいえ、毎日自分を追い込む大変な練習もしながらこれだけしか稼げないのが現実です。

スポーツの価値とは?

そもそも、なんでこんなに収入が違うんだろう?

こたつ
こたつ

それは「求める人の数」が違うからだよ!

そもそもスポーツは、どうしたらお金が発生するのでしょうか。

見に来てくれるお客さんが観戦チケットを買ってくれたり、TVなどでたくさんの人が見るような競技にはスポンサーがついてお金が発生します。

つまり、どんなにすごい技術を持っていても、見る人が1人もいなければ利益を生み出すことはできないのです。

武井壮さんは、十種競技で日本一になった際、年収は100万円~200数十万円だったと言います。また、実業団からのオファーは700万円~800万円だったと言われていますが、練習の過酷さから割に合わないと判断したそうです。

つまり、人や商品の価値は、クオリティの高さではなく、見て喜んでくれる人の数で決まるということです。

スポーツを続けていくには?

じゃあ、好きになったスポーツが稼げないスポーツだったらどうするのさ。

こたつ
こたつ

冒頭で言ったように、「経済活動の勉強」をするのと「ファンを増やす」こと、「デュアルキャリアを歩む」ことが大切だね!

知識を習得する

自分がやっているスポーツが、どういった経済価値・社会的価値を持ち、どうしたらお金が発生するのか、どうしたら経済の活動が生まれるのかを学ぶことが大切です。

それを学ぶことにより、何をすれば収益を増やせるのかが導かれます。

また、稼ぎたいと思っているけれど、「やり方がわからない」というアスリートに対しては、どういうアドバイスをしますか?という問いに対し、武井壮さんはこう言っています。

どういう活動をすると経済活動が生まれるのか、どうしたら自分が収益を得ることができるのかという、基本的なビジネスの成り立ちを学ぶ必要があると思います。

引用:武井壮が語った、スポーツの未来 「全てのアスリートがプロになるべき時代」

これは、青山学院大学の原晋監督も「T作り」という似たような考え方を持っています。

“T作り”とは、「こうしたい」という人生の軸を「T」の縦軸とし、人と話したり、本を読んだり、テレビや映画を観たりといった知識の習得を横軸とする考え方。

引用:「失敗とは、何もしないこと」青学大・原晋監督のポジティブ思考

また、日本ではマイナーなスポーツでも世界ではメジャーなスポーツもあります。その国に行って活躍の場を広げる、という方法もあります。

例えば、「クリケット」は、日本ではマイナーなスポーツですが、世界ではバスケットボール、サッカーに次いで3番目に競技人口が多いスポーツです。

平均年収は4億6000万円で、トップ選手の年俸は27億円と、日本のスポーツ選手とは桁違いに稼いでいます。

これも知識がなければわからないことです。

ファンを増やす

ファンが増えれば見に来てくれる人が増えるので、収益が生まれます。

現在はSNS(TwitterやYouTube)を利用して、ファンを増やしている方も多くいます。が、薄いファンをいくら増やしても、お金を払って応援してくれる人は増えません。

入り口はSNSだとしても、そこから直接やり取りし、相手にとってメリットがあることをし続けることで、少しづつファンが増えていくのではないでしょうか。

見に来たお客さんが「また見たいな!」と思ってくれるようなプレイを心がけることも大切です。

また、そういった活動からスポンサーがついたり、ファンを増やすいろいろな情報が集まってきたりもします。

デュアルキャリアを歩む

デュアルキャリアとは、現役中から「競技者」と「仕事」の2つの軸を持つことです。

「好きなことをするために、収益の柱を別で作る」ということも、好きなことを続ける1つの手です。

デュアルキャリアがあることで、現役中はもちろん引退後も不安なくセカンドキャリアが歩めます。

デュアルキャリアについては、アスリートのデュアルキャリアとは?スポーツ選手が競技と仕事を両立するメリットで詳しく説明していますのでご覧ください。

まとめ(全部一緒にやるのが最強)

どれも難しそうだなー。どれからやればいいの?

こたつ
こたつ

すべてを同時に行っていくのがいいよ!

デュアルキャリアを歩むことで、知識を身に着けたり、ファンを増やしたりもできます。

でも、どうやって仕事を探せばいいの?よくわからないし、練習が忙しくてそんなに時間も取れないけど・・・。

こたつ
こたつ

アスリートは転職の知識も少ないし、転職活動に時間をかけていられないから転職エージェントを使うのがお勧めです!

転職エージェントであれば転職のプロが必要書類の添削や転職サポートもしてくれますし、ある程度転職先も選定してくれます。

そして、利用料は無料ですので、気に入らなければやめればいいだけです。

詳しくは、アスリート・スポーツ経験者におすすめの転職方法の記事で紹介していますのでご覧ください。

好きなスポーツを続けるために、そのスポーツではどの程度稼ぐことができるのか、続けていくにはどうしたらいいのか、を早めに理解して行動することが大切です。

また、このブログでは現役中や引退後などのアスリートに役立つ情報を配信していきますので、少しでも興味があれば覗いていってください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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こたつ

アスリートに対して、引退後の道しるべになる考え方をお届けします。Fラン大卒 →プロスポーツ選手 →リクルートへ入社後、社員2000名超の中から営業日本一を複数回受賞。国家資格キャリアコンサルタント保持。元プロスポーツ選手として、現役中や引退後に考えておけばよかったことを発信していきます。

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