- 自己分析のやり方がうまくわからない
- そもそも自己分析なんてやったことがない
- スポーツしかしてこなかったから自己分析しても社会で通用するスキルがない
こんにちは。
プロスポーツ選手を引退後、リクルートで働いている”こたつ”(@kotatsu_recruit)と申します。
引退後・・・。再就職には自己分析が必要って聞くけど、スポーツしかやってこなかったからどう自己分析したらいいかわからない!という人も多いのではないでしょうか。
そういう僕も、就職活動などしたこともなかったので、ちゃんと自己分析をする機会がなく、やり方もわかりませんでした。
ですが、キャリアを積むにつれて自己分析の重要性に気が付いてきました。
そこでこの記事では、アスリートのための自己分析の方法を解説していきます。
アスリート・スポーツ経験者が知っておくべき自己分析のやり方
自己分析??そんなのどうやってやるのかさっぱりわからん!!
まずは自分の過去を振り返ることから始めましょう!
自分がこれまで生きてきた中で、何に喜びを感じたのか、そしてその喜びの根源は何か、を探ることで、自分の強み・弱みを再確認します。
そのためにまずは、過去を振り返る「自分史」(振り返り年表)の作成をおすすめします。
振り返り年表の作成
振り返り年表を作成することにより、自分の価値観や気が付いていない思考を明確にしていきます。
「こんなことやらなくても自分のことは理解している!」
「自分は〇〇な人間だから!」
と思うかもしれませんが、最初から決めつけるのではなく、改めて幼少期から過去を振り返り棚卸することをおすすめします。
また、どうしてもスポーツ中心の振り返りになりやすいかもしれませんが、スポーツ以外の出来事や関心にも目を向けてみることも重要です。
ポイントの抽出
その際に、ただ振り返り年表を作るだけでなく、どんな時に自分の心がどう変動したのか、を書き出していくのがポイントです。
- 年齢(いつ感じたのか)
- 体験談
- 成功/失敗
- そこからの学び
- 変化
- 気持ち(喜怒哀楽)
上記のような、体験と気持ち、そしてそれによる変化を中心にアウトプットしていってください。
自己分析の必要性
そもそも自己分析なんて、ほんとにいるの??
自己分析してなかったら、就職後に後悔するかもよ・・・。
そもそもなぜ自己分析が必要なのでしょうか。
それは以下の2つが考えられます。
- 強みを発揮するための企業選びをするため
- 自己実現をするための企業選びをするため
自己分析を正しく行わずに就職活動や転職活動をしてしまうと、入社後にギャップを感じ、またすぐに「ここじゃないのかも…」と思うことになる場合があります。
強みを発揮するための企業選びをするため
そうならないためにも、まずは自分の強みを知ること。
強みを知り、その強みが発揮される企業選びをすることが大切です。
チームプレイが得意でコミュニケーション能力が高いのに、黙々と1人で作業するような仕事では強みが発揮されないかもしれません。
上記は極端な例ですが、細かな部分で同じようなことが起きている場合は意外とあったりします。
自己実現をするための企業選びをするため
また、将来自分がどうなりたいのか、どう在りたいのかを自分自身で認識することで、そこに到達できる企業選びの選定ができるようになります。
自己分析をおろそかにすると、「この転職で何を実現したいのか?」の軸が明確になりません。
そのままでは自分に合わない企業を選んでしまい、結果的にまた転職を繰り返すことになるかもしれません。
定期的な自己分析の必要性
自己分析は就活時だけにすれば終わりではありません。
定期的に振り返りをすることで、改めて将来のありたい姿、自分の強み、克服すべき課題、そのために今やるべきことが整理されます。
ですので、できれば半年ごとに内省することをおすすめします。
言語化を繰り返すことで、自分の強みや課題を再確認できるようになってきます。
自己分析をすることで自分のWill・Can・Mustを知る
Will・Can・Must??
「やりたいこと」「できること」「すべきこと」の三つのことだよ!
- 自分自身、どんなことがやりたいのか、どんな状態でいたいのか。
- 今の自分にできることや得意なこと、強みは?
- 企業が求める、果たすべき役割とは?
転職活動をする際、多くの方が「Can」のアピールに終始します。
確かに、自分の経験やできることをアピールすることも大切ですが、アスリートにとっては特に「自分はこれがやりたい」という熱意を伝えることが重要です。
というのも、社会人経験が少ないアスリートは、他の一般的な社会人に比べてビジネススキルでのCanやMustが少ないことが多いです。
なのでしっかりと自分の過去を振り返り自分のWillを理解することが大切です。
Will
転職先を選ぶとき、業界や企業の安定性、給与などに目を奪われがちですが、Willを軸にした仕事選びをすれば、わくわくさせてくれる仕事に出会えるはずです。
では、そのWillを知るにはどうしたらいいのでしょうか。
振り返り年表を作成して過去を振り返った際、下記のポイントを意識してみてください。
- 過去、夢中になった出来事を複数洗い出す
- 1.に対して「それはなぜ?」を2~3回それぞれで問う
- 2.で出した答えに共通する部分を探す
これで出たポイントが、あなたの「Will」のタネになるはずです。
そうは言っても、なかなかスポーツ以外でやりたいことなんて出てこないよ・・・。
友達や周りの人の「Will」からヒントを得るのもありだよ!
それでもなかなかWillが見えてこないという人は、「他人のWill」を聞いてみるのもありです。
それに共感できる部分もあれば自分はこうだ、と思うことも、自らのWillを知る方法だと思います。
また、Willを考える際に「IT企業の社長になりたい」など「こうなりたい」と考えることができなくても、「家族の幸せをかなえられるようになりたい」など「こうありたい」の状態を考えることでもいいと思います。
具体的な「こうなりたい」がなくてもOKだよ!
Can
「Can」つまり「できること」
スポーツばかりやってきたから仕事上での「できること」なんて全然ない・・・。
「できること」と言うと、こんな相談をしてくる人もいました。
ですが、アスリートには社会における強みはたくさんあります。
そんな自分自身が気づいていないアスリートの強みについてはスポーツ選手の市場価値ってどうなの?アスリートの社会における強みと弱みとはでも紹介しています。
また、振り返り年表を見ながら、
- 人より得意、褒められたことを洗い出す
- 得意な部分の「名詞」ではなく「動詞」に注目する
例えば、サッカーが人より得意という人でも、
- サッカーを実際にプレイして「動く」のが得意なのか、
- サッカーの「戦略を考える」のが得意なのか、
- サッカーを「人に教える」のが得意か、
でも変わってくると思います。
「動く」ことが得意であれば実際に自分が体を動かすインストラクターや営業など、
「戦略を考える」のが得意であればマーケティングや企画など頭を使う仕事、
「人に教える」のが得意であれば塾講師や接客なんかも向いている可能性もあります。
ぜひ「名詞」ではなく「動詞」で自分の強みを確認してみてください。
Must
「Must」つまり「すべきこと」
め、名刺交換すらできない・・・。
こちらもアスリートにとっては企業が求めるMust要件を満たしていることは少ないかもしれません。
ですが、基本的な社会人としてのスキルは後からでも身につきます。
僕もリクルートに入ったばかりの時はパソコンを指1本でゆっくり打ってました。
また、多くの企業は「今現在のスキル」よりも「今後の伸びしろを感じるスタンス」を求めていることが多いです。
物事を熱心に取り組むスタンス・・・アスリートには欠かせないものですよね。
転職エージェントによるサポート
とはいえ、自分一人でやるのは不安だなぁ。
そんなときはプロに任せるのが1番!!
「言ってることはわかるけど、実際にやろうと思うと難しい。」
「自分のやり方があっているか不安。」
そんな気持ちになる時があると思います。
実際僕はそうでした。笑
そんな時はその道の「プロ」に助けてもらうのが1番です。
ですので、アスリートが転職活動をする際には転職相談のプロである「転職エージェント」を活用することをおすすめします。
転職エージェントでは、求職者の利用は無料、かつあなた専任のプロのアドバイザーが付いて転職のサポートも受けられます。
すぐに転職は・・・と考えている方でも、自分自身の市場価値を知るために登録だけしておいても損はありません。
アスリートにおすすめの転職エージェントは、アスリートにおすすめの転職エージェントは?スポーツ業界に強い転職エージェント3選で詳しく説明しています。
まとめ(スポーツ経験者が知っておくべき自己分析のやり方)
ポイントをまとめます。
- 自分の歴史を振り返る「自分史」を作成する
- 自分史の中からWillーCanーMustを探る
- それでもわからなければ転職エージェントに頼る!
自己分析は将来の軸を見定める大切な作業です。
ここで苦労しておけば後で必ず楽になると思います。
自らが行動することによって道は切り拓かれるものなので、まずは一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
このブログが少しでもあなたの役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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